てんさい糖をいちから作る



甜菜とは、ビートとも言われるアカザ科の植物、ほうれん草の遠い親戚みたいなもんで、肥大した根っこを加工して甘味料が作れるのです。見た目は大根に近いので砂糖大根なんて呼ばれてたり。
甜菜糖はスーパーでも売られてるし、食に敏感な人は使ってる人多いと思いますた。


私も子供が生まれて食に目覚めたときに良さを知りました。体を冷やしにくい甘味料なので今では冬は甜菜糖を使うことにしています。
まる~い優しい甘味で砂糖疲れを起こしません。
砂糖疲れというのは、私が言ってるだけなのであれですが、白砂糖など甘味の強い物を食べたあとの倦怠感みたいな状態のあれです。
何も考えずに食べていたあの頃は何も感じていなかったのに、砂糖を変えてからたまに甘味のキツいものを食べると砂糖疲れを起こしてました。
厳格に気を付けてる人なんかは甜菜糖だろうとミネラルが含まれた砂糖だろうと、摂らない方がいいとも言われてますが、白砂糖はなんか気になる。甘すぎる。代わりになるもの何か無いかしらなんて思っている人にはおすすめの甘味料です。




砂糖の善し悪しはとりあえず置いといて。。
今年は私の夢のひとつ、甜菜糖を作ってみる!がちょっとした会話から実現してしまったのです。
本当にやりたいことは言ってみるものだなぁと思う出来事でした。
今までネットで種を探しまくってもなかなか見付からなく、北海道に行くしかないのか。。
と諦めていたのですが、
もらってしまいました。甜菜!
春に種を貰って栽培していたのですが、やはり気候が合わないのか、実力不足なのか、ゲンコツ程の大きさにしかなりませんでした。
しかし、更なるラッキーでプロが栽培した甜菜を頂く事が出来たのです。
大きさは私の顔面より一回り大きいんじゃない位のサイズ。
画像が無くて残念なのですが、見た目はボコボコのゴツゴツ。
こいつがそんなに甘いのか、うまいのか。
半信半疑で生で試食してみたら、確かにしっかりとした甘味がある。
早速加工に取りかかる。


まずは鍋に水を入れお湯を70度位にするところから始まる。甜菜がしっかり浸かる位あれば、水の量は適当。甜菜をダイス状に切りお湯にしっかり浸ける。鍋には蓋を。
そしてしばらく放置。1時間に一回程温度を見に行き、冷たくなってるようだったらまた70*度くらいになるまで日にかける。
これを3回ほど繰り返し、朝まで放置。
ザルにあけて汁のみを加熱。とろみがつくまでじっくり加熱。
大体メープルシロップくらいのとろみになったところでやめてみたら、出来た量は大さじ2杯程度でした笑
ネットからの僅かな情報と、自己流でなんとか甜菜シロップ完成!やった!できた!
あんなに大きな甜菜から出来た量は想像以上に少なかったけど、甘味料の貴重さを全身に刻むことが出来たのは、かなりの収穫になりました!
1キロ百円ちょっとで売られてる砂糖の怖さと不信感が助長され、さらに考えるいいきっかけになりました。
もし、甜菜が手に入ったら試してみてください笑