「この世界の片隅に」で心に潤いを



「君の名は」の大ヒットの影に潜んでいた?「この世界の片隅に」やっと鑑賞できました。
実際はそれなりにヒットしていたと思うけど、知名度はダントツに低いと思われるこの映画。
簡単に言うとめちゃくちゃに感動していました。

戦争真っ最中の広島が舞台なのですが、メインはほのぼのとした主人公たちの暮らしです。戦争中ということをちょいちょい忘れるくらい笑える要素あり、ピシッと刺さる名言ありで感動だけではない何かも得られます。


戦争のイメージって悲惨で残酷で苦しくなる言葉ばかり湧いてくるのだけど、この映画は違った。
確かにその通りでもあるが、この映画に出てくる人たちは皆明るく、日々暮らしていく事だけに真っ直ぐだ。
実際どうだったかは定かではないが、この映画に描かれてる登場人物を見る限り、ネガティブなワードは感じ取れないほど。
何が何でも生き抜いてやるという、キラキラしたエネルギーが充満していて、見た後は清々しささえ感じた。


今現在何一つ不自由の無い暮らしに疑問を持つことでもいいし、本当の豊かさを考えてみるきっかけになる映画だと思う。
古きよき日本はここまでだったのかな。


終盤は胸が締め付けられるようなシーンもあり、辛くなる瞬間もあるのだけど、最後は明るく落としてくれて、暗くなることもなかったです。
見た後はなんとも言えない今迄にないタイプの感動で、心が涙で溢れてる感じ。
「何だろうこれ~」を連呼してました。
もう2回見たけど、また絶対見ると思います。


不思議感動体験をしてみたい方は是非見てみてください!
子供も大人も楽しめるアニメだと思います。