あえて言おう、ダメ母であると



休日の朝、お腹を空かせたモンスターに叩き起こされる時、母になってしまったことを後悔する瞬間でもあります。
文字通り叩かれるくらいならまだいいもので、髪を引っ張ったり、目をこじ開けたり。。冬の寒い時期に至っては布団をひっぺ返すという荒業も無慈悲にこなしてきます。
奴らは標的を目覚めさせる的確な方法が本能的に脳に組み込まれているようで、寝ぼけ眼のこちらとしては太刀打ちする余地はありません。
そんな起こし方をされてはこちらも不機嫌Max状態なので、ついつい「てめぇのご飯くらいてめぇで何とかしろ」的な暴言を吐いてしまうことも多々あります。


こうやって文字だけ見てるとホントにダメ母だなぁと少し反省もしてみるのですが、私だってなりたくてダメ母になったのではなく、子供の為と心を鬼にしつつダメ母を演じたりもしてるのです。


ダメ母にも色々種類はあると思うのですが、私は子供のリクエストを聞かないタイプのダメ母です。
もちろん喜んで!な時は言うこと聞いたりもするのですが、基本ふーんで済ませています。
キャラ弁作って~やマ○クに行ってみたいよ~
などは子の将来の為に無視して当然と思っています。
ごっこ遊びしよ~とかは後でね~と言いながら忘れてくれるのを待つとか。
基本子供の遊びに付き合うのが辛いっす。
子供同士で仲良く遊んでいる光景をただただ眺めていたいのです。


子供って一回でもやってあげると当然のようにリクエストするようになってくるんですよね。
特に晩御飯後のデザートとか。たまに出したりするとそれから毎日せがまれるのです。
今日はデザート無いよ~で大人しくなればいいのですが、目ざといモンスターたちは食料に関しては敏感で何がどこにあるかわかっているのです。
りんごあるでしょって言われて、こちらは皮剥くのめんどくせっと返すのですが、しつこさだけは天下一品!
半分キレながら皮を剥かされたりするのです。
こちらはさっさと片付けて風呂はいって寝たいのにさぁ。
このやり取りだけで毎日クタクタであります。。


24時間一年中お母さんやらなきゃいけないんです。それってかなり消耗しますよね。
だから休日の朝くらい、こちらが起きれる時間になるまでバナナやナッツで我慢してもらったっていいじゃない。


成人するまでと考えると20年間の長丁場なんです。お母さんて無理しちゃいけないんですよ。
こんなダメ母でも子供たちには愛してもらっています。
それに、子供の自立心が芽生えたりもするし、こっちもダメ母であると公言することでかなり気持ちが楽になって一石二鳥な気分です。


いいお母さんに憧れるのはいっそのことやめちまいましょう!