結局、グルテン食べちゃいけないの?



欧米人の間で火が付き健康志向の人のなかではグルテンを危険視する人が急増していて、巷ではグルテンフリーの食品がどんどん出回っています。
代替え品として米粉で作ったパンや麺が日本でも買えるようになってきました。
輸入品には「NON GMO 」の次に「Gluten free」と何でもかんでも明記されてる気がします。
いやいやそれグルテン入ってるわけないじゃん。。
と苦笑してしまうくらい。


グルテンというのは小麦に含まれるたんぱく質の事で、これのおかげでパンがモチモチと美味しく、麺にはコシを出してくれるのです。


それなりに健康志向、勘繰り思考の私ですがグルテンに対しては恐怖心は芽生えませんでした。
パンもうどんもパスタも大好き!
お菓子だって食べたい!!
グルテンを排除するなんて、考えたくもありませんでした。
そこで色々調べてたら、本当に問題なのはグルテンじゃないっぽいんです。


小麦の栽培が始まったのは約1万年前と言われています。
恐らくその頃から主食として食べられていたのでしょう。本当にグルテンが体に悪影響を及ぼすとしたら、とっくに人類滅亡してると思います。


どうやら今普通に出回っている小麦粉というのは育てやすくなるように、品種改良を繰り返されて出来た品種です。
そして栽培中の農薬散布だけでなく、スーパーなどで低価格で手に入れることが出来る輸入の小麦粉には、輸出の際に虫が付かないよう収穫後更に農薬を使っているのです。
それをポストハーベストというのですが、簡単に言っちゃえば小麦粉を閉じ込めた部屋でバルサンを焚くようなものでしょうか。


そんなものを食べているなんて考えるだけで気持ち悪いですね。
小麦粉に虫が付いちゃうのは自然な事なんです。
この輸入小麦粉達には夏のキッチンに置いておいても全く虫が付かなかったなんて話もあります。

じゃあ小麦粉は何を選べばいいの?
そうなりますよね、いくつか選択肢をあげましょう。

・国産の小麦粉

・オーガニックの輸入小麦粉

古代小麦の小麦粉


まず国産小麦、まぁ大体はオーガニックと表示してあるもの以外は農薬をしようしているのですが、日本ではポストハーベストが禁止されてるので、その分少しは安心かなと。

次はオーガニックの輸入小麦粉、ポストハーベストもしていないときちんと明記してるものを買いましょう。オーストラリア産とか安心な気がする。何となく、気持ち的に。

最後は古代小麦粉、これは品種改良されていない、昔からある小麦粉で有名なのはスペルト小麦ですね。他にもあります。
古代小麦の特徴は農薬などが無い時代から育てられてるので、余計なものがいらなく、硬い殻に守られているので病気や害虫に強いみたいです。
そして、有用な栄養素は殻の中にあるので製粉してもきちんと栄養が取りやすい。
グルテン不耐症やアレルギーの人がスペルト小麦を食べても症状が出なかったなんて報告もあるらしいです。
軽度のアレルギーの人なら試してみる価値あるかもですね。
メリットが多い古代小麦。これで美味しいのなら古代小麦ばっかり栽培すればいいじゃないと思ってしまいます。


やっぱり私の考えでは小麦粉には多かれ少なかれ含まれてるグルテンよりも、大量の農薬、ポストハーベストの方が恐ろしいです。
なるべくちゃんと選べば、グルテン食べてもいいんじゃない?